当院の在宅医療(訪問診療・往診)について

訪問診療とは?

訪問診療とは、お一人で病院へ足を運ぶことが困難な方のために、医師が定期的にご自宅(または施設)にお伺いし、計画的な医学管理を行う診療です。

我々は日野市万願寺を中心としたこの地域を、「通院が難しくなったら、施設や病院に入るしかない」という場所にしたくありません。

住み慣れたご自宅の、いつものお部屋でリラックスしながら診察を受ける。
当院は、地域の皆様がそんな「在宅療養」という選択肢を当たり前に選べるよう、身近なかかりつけ医としてご家族に寄り添い続けます。

訪問エリアの目安(当院より半径約1km程度、自転車で5分以内)

万願寺ファミリークリニックの往診範囲の画像
  • 万願寺(1、2丁目の一部、3〜6丁目)
  • 上田
  • 日野(一部)
  • 川辺堀之内(東の一部)
    上記の範囲はあくまで目安ですので、ご関心のある方はまずお問合せください。

訪問診療導入までの流れ

STEP
ご相談・お問い合わせ

まずはお電話、または当院の窓口にてお気軽にご相談ください。当院の外来に通院中の方は、診察時に直接医師やスタッフへお声がけください。現在入院中の方は、病院の医療ソーシャルワーカー(MSW)や担当看護師を通じてもご相談いただけます。すでに介護保険をご利用中の方は、担当のケアマネジャー経由でご連絡いただくとスムーズです。
患者さんの状態や緊急度に合わせて臨機応変に対応いたしますので、「まずはご相談」からで大丈夫です。

STEP
事前面談・書類の準備

ご家族(またはご本人)とクリニックにて事前面談を行います。
当院で安全に受け入れ可能か判断するため、現在かかりつけ医がいる場合は、面談時に「紹介状(診療情報提供書)」をご持参ください。
※緊急で紹介状をもらいに行く時間的な余裕がない場合は、遠慮なくその旨をお伝えください。
※面談の段階でそのままご契約手続きに進むこともございますので、「印鑑」と「各種保険証」をご持参ください。

STEP
初回訪問・ご契約

医師とスタッフがご自宅(または施設)へ初回訪問にお伺いします。
診察を行った上で、今後の治療計画をご相談いたします。
※患者様の状態や緊急性によっては、事前面談を省略し、「初回訪問=事前面談」として直接ご自宅へお伺いすることもございます。

STEP
定期訪問診療のスタート

決定したスケジュールに沿って、定期的な訪問診療を開始します。
当院は「24時間365日」の連絡体制を整えており、夜間や休日の急な体調変化にも対応いたします。ケアマネジャーや訪問看護ステーションとも密に連携し、チームで生活をサポートします。

よくある質問

Q.訪問診療の費用は、月にどれくらいかかりますか?

A. 訪問診療は医療保険が適用されます。
患者様の年齢や保険の負担割合、病状によって異なりますが、「月2回の定期訪問」を行った場合の1ヶ月あたりの目安は以下の通りです。(※在宅療養支援診療所としての標準的な算定です)

1割負担の方: 月額 約 6,000円 〜 7,000円 程度

3割負担の方: 月額 約 18,000円 〜 21,000円 程度

※上記には、月2回の「訪問診療料」と、24時間体制で医学管理を行う「在宅時医学総合管理料」が含まれています。

【上記以外に、追加で費用がかかる主なケース】
ご状態やご希望に合わせて以下の対応を行った場合は、別途費用が加算されます。

お薬代: 院外処方となりますので、調剤薬局へ別途お支払いいただきます。(※ご自宅までお薬を配達・管理してくれる訪問薬剤指導を利用することも可能です)

検査や処置の費用: 血液検査、心電図、エコーなどの各種検査や、点滴、カテーテル交換、在宅酸素療法(HOT)などの特別な処置を行った場合。

予定外の往診費用: 定期訪問の日以外に、急な体調不良などで臨時にお伺い(往診)した場合。

介護保険のご利用(居宅療養管理指導料): 介護保険をご利用中の方には、ケアマネジャー等と連携して療養指導を行うため、介護保険の費用(1割負担で月に約600円程度)が別途かかります。

💡 医療費の上限(高額療養費制度)について
ご自宅でのお看取り(ターミナルケア)をご希望される場合や、状態の変化により往診や処置が増えた月は、医療費が上記の目安を上回る場合がございます。
しかし、医療保険には「高額療養費制度」があるため、1ヶ月の自己負担額には所得に応じた上限(例:70歳以上・1割負担の方で月額18,000円など)が定められております。青天井に費用が高額になることはありませんので、どうぞご安心ください。また、お持ちの疾患やお身体の状態によっては他の医療費減免措置の対象になる場合もございます。ご質問がある場合にはお気軽にお問い合わせください。

Q.交通費はかかりますか?

A. 当院は現在のところ自転車での訪問のみ行っているため交通費はいただいておりません。訪問時に自転車を置けるスペースを教えていただけますと幸いです。

Q. 夜間や休日に急に具合が悪くなった場合はどうすればいいですか?

A.当院は24時間365日対応の連絡体制を整えております。
ご契約いただいた患者さんには、夜間・休日でも医師や看護師に直接繋がる「専用の緊急連絡先」をお渡しします。お電話で状況をお伺いし、必要に応じて緊急往診を行ったり、連携する救急病院への搬送手配を迅速に行いますのでご安心ください。また、医師がすぐに対応できない場合も地域の訪問看護ステーションと連携し、オンラインでの指示を行う体制も整えていく予定です。

Q. 自宅ではどのような検査や治療が受けられますか?

A. クリニックでできる検査、治療はほとんどできます。
血液検査や尿検査、エコー検査、点滴はもちろん、在宅酸素療法(HOT)、各種カテーテル(胃瘻や尿管など)の管理、慢性期の人工呼吸器管理、床ずれ(褥瘡)の処置なども対応いたします。また、がん末期の方などの苦痛を和らげる「緩和ケア」に関して使用できる薬剤は病院と大きく変わりありません。
一方で、レントゲンやCTなど大きな機械が必要な検査は困難であり、機械や人手が必要な高度な治療(頻回な点滴交換、手術など)も自宅ではできません。必要時は救急病院への搬送を行うことも可能ですので、状態に合わせて相談していきます。

Q. 今かかっている大きな病院(専門医)の受診は続けられますか?

A. はい、並行して通院していただくことが可能です(併診といいます)。
「普段の体調管理や日常のお薬は当院の訪問診療で」「数ヶ月に一度の専門的な画像検査(CTやMRI)はこれまで通りの病院で」といった役割分担で連携している患者様も多くいらっしゃいます。主治医の先生からの紹介状をお持ちいただければ、スムーズに引き継ぎを行います。

Q. 最期まで自宅で過ごすこと(看取り)は可能ですか?

A. はい、可能です。患者さんとご家族が、住み慣れたご自宅で穏やかな時間を過ごせるよう、当院と地域の医療介護施設がチームとなって最大限のサポートをいたします。
痛みや苦痛を取り除くケアを最優先に行いながら、ご家族の介護の不安にも寄り添い、最期のその時までしっかりと伴走させていただきます。
ただし、自宅で最後をお迎えすることが必ずしもその方にとって最善の方法でない場合もあります。その場合は、当院から別の提案をさせていただくこともございます。ご本人にとって最良の選択をできるように一緒に考えていきたいと思っています。

Q. お薬はどのように受け取るのですか?

A. 当院から「処方箋」を発行いたしますので、以下の2つの方法からお選びいただけます。
① ご家族がかかりつけの調剤薬局へ処方箋を持参し、お薬を受け取る。
② 訪問薬局(配達)を利用する。 薬剤師がご自宅までお薬を配達し、飲み方の指導や残薬の管理を行ってくれるサービスです。訪問薬局をご利用になる場合は追加で費用がかかります。(詳細はかかりつけ薬局にお問い合わせください。)

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